演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

PRESを来たした透析患者の一例

演題番号 : O-0998

三浦 広嗣:1、岡 紀子:1、安冨 眞史:1、大西 孝宏:1

1:山田赤十字病院 腎臓内科

 

症例:60歳代男性、1年ほど前より糖尿病性腎症からの慢性腎不全にて血液透析中であった。Hxx年12月上旬より、高血圧、頭痛、手指の振戦が出現し、精査中であった。12月7日、全身痙攣が出現し、救急外来を受診した。血圧300/120mmHg、意識障害(confusion)、四肢ミオクローヌスを認めた。脳波では三相波を認めたが、尿毒症等は否定的であった。来院時、血清ノルアドレナリン2.13ng/mlと高値であった。頭部MRIT2強調画像で橋を中心とした脳幹部に血管性浮腫を主体とする病変を認め、高血圧に伴うposterior reversible encephalopathy syndrome(PRES)と診断した。降圧療法により、第6病日より意識の改善を認めた。高血圧精査の結果、右副腎に径10mmの腫瘤を認め、123I-MIBG adreno-medullary scanにて同部位への集積を認め、褐色細胞腫と診断し、手術予定となった。本症例は、透析患者にPRESを認めた症例で、その原因が褐色細胞腫であったことより、比較的稀な症例と考えられるため報告する。

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