演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

血液透析患者における無症候性脳血管障害の臨床的意義の検討

演題番号 : O-0997

長沼 俊秀:1、山崎 健史:1、嶋 英昭:2、庄司 哲雄:2、石村 栄治:2、稲葉 雅章:2、武本 佳昭:1、仲谷 達也:1

1:大阪市立大学医学部附属病院 泌尿器科、2:大阪市立大学医学部附属病院 第2内科

 

【背景】透析患者の脳MRI検査において高頻度に検出される無症候性疾患として、無症候性脳梗塞(SCI)、大脳白質病変(PVH、DSWMH)、無症候性微小脳出血(CMBs)が報告されている。今回、我々は前述の4つの疾患についてその臨床的意義を検討した。 【対象と方法】安定した外来フォロー中の血液透析患者179名において、MRIを撮像、SCI、PVH、DSWMH、CMBsの頻度を検討し、前向きにフォローアップした(平均観察期間3年)。心血管イベント発症に関して、各疾患のインパクトをカプランマイヤー法で検討した。 【結果】MRIにおけるSCI、PVH、DSWMH、CMBsの頻度は41.3%、44.1%、46.9%、25.1%であった。CVDイベント発症に関して検討したところ4疾患の中でSCIのみが有意な危険因子であった。 【結語】透析患者の無症候性脳血管障害の中では、特にSCIがCVDイベント発症に強いインパクトを有すると考えられた。

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