演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

血液透析者における皮膚瘙痒症 ~Japan Dialysis Outcomes Practice Patterns Study(JDOPPS)研究~

演題番号 : O-0991

木全 直樹:1、Pisoni Ronald:2、秋澤 忠男:2、浅野 泰:2、Port Friedrich:2、秋葉 隆:1

1:東京女子医科大学腎臓病総合医療センター 血液浄化療法科、2:J-DOPPS研究会

 

【目的および方法】JDOPPS(phase1~3、phase1:1999~2001年、phase2:2002~2005年、phase3:2005~2008年)データベースに登録されている各60施設、5,043人を対象とし、透析者と皮膚掻痒に関して患者背景因子およびQOLの解析を行った。 【結果および結論】皮膚掻痒は年齢、透析歴、血清リン、血清補正カルシウムが高いほど、アルブミンが低いほど調整オッズ比(AOR)は有意に高かった。次に、各phaseで皮膚掻痒を5段階に層別した結果では、中等度以上のかゆみを訴える患者比率は43~46%と差は無く、施設内掻痒患者比率は18%-59%と各phaseとも大きなばらつきを示したが、同様の傾向を認めた。倦怠感との関係では、中等度以上の掻痒で有意差(AOR=2.6-5.9, p<0.0001)を認めた。また、QOL scoreでは、掻痒の程度が高度であるほど、MCS-QOL(精神的健康度)およびPCS -QOL(身体的健康度)の低下は顕著であった。

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