演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

当科における血液透析導入患者の腎機能低下進展因子に関するレトロスペクテイブ解析

演題番号 : O-0988

陣内 寛:1、宮崎 博喜:1、實松 麻衣:1、光武 涼子:1、岸 知哉:1、宮園 素明:1、佐内 透:1

1:佐賀大学医学部附属病院 腎臓内科

 

【目的】慢性腎臓病における腎機能低下の進展因子を検討する。 【方法】2009年1月から2010年12月までの間、当科において血液透析導入となった患者90例のうち、1年以上当科外来で保存期管理されていた53例についてレトロスペクティブに解析し、腎機能低下速度に関連する因子を検討した。 【結果】53例の内訳は、平均年齢66.2歳、男性32名、女性21名であった。血液透析時期の予測式で用いられる1/Crカーブの傾きを算出した結果、中央値は-0.102/年であった。腎機能低下急速群(-0.15未満)と緩徐群(-0.06以上)について臨床データを比較したところ、血清尿酸値(急速群8.0mg/dL vs 緩徐群7.6mg/dL、p<0.05)・尿蛋白量(U-P/Cr)(急速群4.0 vs 緩徐群2.9、p<0.05)に有意な差を認めた。 【結論】本研究により、腎機能低下急速群では緩徐群と比べ、血清尿酸値及び尿蛋白量が有意に高いことが明らかとなり、慢性腎臓病保存期において両者を適正に管理する重要性が示唆された。

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