演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

炭酸ランタンの血清リン低下作用~従来のリン吸着薬との比較及び上乗せ効果

演題番号 : O-0969

山田 裕治:1、金 華恵:1、井上 亮:1

1:JA厚生連高岡病院 内科

 

【目的】炭酸ランタンのリン低下作用を従来のリン吸着薬(炭酸Ca製剤)と比較し、さらに上乗せ効果を検討した。 【方法】維持血液透析患者25例(平均年齢62.5歳、男性19例、女性6例、糖尿病9例、非糖尿病16例)を対象に、炭酸Ca製剤単独ではリン管理不良な例(18例)、または副作用のため変更を要した例(7例)に、炭酸ランタン750mg/日を投与しリン低下作用を比較検討した。 【結果】管理不良例では炭酸ランタンを追加投与することにより、血清リン値は6.9mg/dLから5.1mg/dLへと有意に低下し、リン管理目標値達成率も72%に達した。補正血清Ca値は変化を認めず、年齢、原疾患に関わらず同程度の有意なリン低下作用を示した。変更例では炭酸Ca1.5g/日と同等のリン低下作用を示し、リン管理目標達成率も29%と同等であったが、補正血清Ca値は10mg/dLから9.4mg/dLへと有意に低下した。 【結論】炭酸ランタンは良好な上乗せ効果が得られ、炭酸Ca製剤と同等の血清リン低下作用を示し、透析患者の高リン血症管理に有用な薬剤と考えられた。

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