演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析患者における血清AGEs濃度~セベラマー塩酸塩投与の効果~

演題番号 : O-0964

村本 弘昭:1、北田 欽也:1、武藤 寿生:1、竹内 正義:2

1:金沢社会保険病院 内科、2:北陸大学薬学部 病態生理化学

 

【目的】維持透析患者の血清終末糖化産物(AGEs)濃度に対するセベラマー塩酸塩の効果を検討した。 【方法】週3回HD中の患者9例(男性6例、女性3例、年齢58.2±9.3歳)を対象に、炭酸カルシウムからセベラマー塩酸塩に変更し24週間経過を観察した。血清AGEs、血清脂質、高感度CRPなどの変動を検討した。 【結果】AGEsのうち食品中に多く含まれるglucose由来AGEsは投与前29.64±7.86U/mLで24週後は13.97±10.21U/mLと有意に低値を示した。同様に生体内で生成され強い毒性を示すglyceraldehyde由来AGEsは8.31±1.23U/mlから5.49±1.04U/mLへと有意に低下した。血清脂質ではLDLコレステロールが有意に低下した。高感度CRPは有意な変動を認めなかった。 【考察およびまとめ】セベラマー塩酸塩投与で血清AGEs濃度が低下したことにより、透析患者の血管合併症の軽減が期待される。

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