演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析患者における新しい高リン血症治療剤投与による効果と注意点の検討

演題番号 : O-0963

生水 晃:1、奥山 新悟:2、黒木 森子:2、北山 恵美子:2、島岡 直美:2、荒尾 節子:2、川副 香:2、松尾 静香:2、白山 鴻鍵:2

1:大阪府済生会泉尾病院 糖尿内分泌内科、2:白山病院 透析科

 

【目的】新しいタイプの高リン(P)血症治療剤の透析患者投与による効果と注意点について検討したので報告する。【対象と方法】安定した維持透析患者10例につき、炭酸ランタン、沈降炭酸カルシウム(Ca)錠を投与し、P値・Ca値・intact-PTH値の変動につき検討した。【結果】(1)炭酸ランタンを従来のカルタン®より半量程度に減量して投与した症例ではP値が上昇し、同剤を増量(2~3倍)した。(2)炭酸ランタン投与例で、便秘・腹部膨満感をきたし、腹部レントゲンにて多数の溶けていない同剤がほぼ原形でバリウム様の陰影を認めた1例があった。(3)カルタン®より同量の沈降炭酸Ca錠に変更投与によりほぼ1ヶ月後に有意にP値、intact-PTH値の低下を認めた。【結論】炭酸ランタンはよく噛み砕かないと効力が弱い可能性が考えられ、沈降炭酸Caは溶けやすく、透析患者には服薬コンプライアンスが比較的良いと考えられた。

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