演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

多発性嚢胞腎における臍ヘルニアの検討

演題番号 : O-0949

服部 吉成:1、乳原 善文:1、塚本 真貴:1、永澤 基規:1、住田 圭一:1、早見 典子:1、諏訪部 達也:1、平松 里佳子:1、山内 真之:1、長谷川 詠子:1、星野 純一:1、澤 直樹:1、高市 憲明:1、田中 希穂:1、丸井 祐二:1、中村 道郎:1、富川 伸二:1、森山 仁:2

1:虎の門病院 腎センター、2:虎の門病院 消化器外科

 

多発性嚢胞腎では臓器腫大に伴い臍ヘルニアを合併する症例が散見されるが詳細な報告は乏しい.2004年から2010年に動脈塞栓術を施行した497人にて臍ヘルニアの合併を検討した.立位にて顕在化する臍ヘルニアの合併は159人(31.9%)に認めた.男女比は64:95,平均年齢は55.3±8.5歳.保存期腎不全例(肝臓治療例)33人で透析施行例(肝臓又は腎臓治療例)は126人.平均透析年数は5.0±4.9年で血液透析124例,腹膜透析2例であった.臍ヘルニアに対する外科的治療は塞栓術後に腹圧が軽減した後に5例に施行されたが,嵌頓発症が1例にみられた.本症患者における臍ヘルニアは 腹圧が高く容易に手術に踏み切れず,患者にとっては堪え難い合併症であるが,塞栓術後には根治術も可能になるため,臍ヘルニアの巨大化を予防するためにも塞栓術施行時期を遅延させない工夫も必要と推察された.

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