演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

嚢胞感染の診断にPETが有用であった維持透析患者の一例

演題番号 : O-0946

八島 章人:1、酒井 尊之:1、森田 良樹:1

1:名古屋セントラル病院 腎臓内科

 

【症例】60歳代女性. ADPKDによる腎不全で維持透析中. 入院3日前から悪寒戦慄を伴う発熱を認め、右側腹部に軽度圧痛あり. 単純CTで感染源が明らかでなく入院後施行したガリウムシンチでも有意な所見は得られなかった. 嚢胞感染を積極的に除外するためにPET-CTを施行した. 肝S4-8に限局したFDG集積をみとめ肝嚢胞感染と診断した. 入院時より使用したMEPMに抵抗性であり CPFXに変更後徐々に解熱し腹痛や炎症反応も軽快した. 抗生剤はMFLX経口投与に変更して退院となった.  【考察】嚢胞腎による維持透析患者に嚢胞感染を合併することはたびたびあるが診断には苦慮することが多い. 最近PETの有用性が指摘されるようになり本例もPETを用いて診断を行うことができた症例であり画像所見とともに報告する.

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