演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

二次性副甲状腺機能亢進症(SHPT)に対するシナカルセト(C)およびマキサカルシトール(M)併用療法の長期的観察

演題番号 : O-0923

塚本 達雄:1、垣田 浩子:1、古宮 俊幸:1、米本 智美:1、武曾 惠理:1

1:医学研究所 北野病院血液浄化センター

 

【目的】私共は2008年4月から1年間の多施設共同研究「維持血液透析患者における中等度から高度のSHPTに対するCおよびM併用による副甲状腺機能抑制効果の検討」を実施した。現在試験終了後の観察研究を継続しており、その経過に関して報告する。【方法・研究デザイン】iPTH 300~1000pg/mlを示すSHPT患者50例をCおよびMにより1年間治療し、試験終了後には各施設の判断で処方変更等を行い、その経過を血液検査・副甲状腺エコーにて追跡した。【結果】試験終了時には1)iPTHは588.6±237.9から175.6±144.0pg/mlへ低下し、2)51.6%で体積縮小が認められ、3)9.7%でのう胞化を認め、約50%は血液検査にて良好にコントロールされているが、縮小した副甲状腺のiPTH上昇を伴わない再増殖例や副甲状腺摘出術となる例があった。【考察・結論】CおよびM併用療法だけでSHPTを治癒させることは困難であり、同治療法の適応と限界に関して今後も長期的経過観察が必要である。

前へ戻る