演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

二次性副甲状腺機能亢進症(SHPT)に対するシナカルセト透析日投与によるアドヒアランス向上と臨床効果

演題番号 : O-0922

小澤 裕子:1、青山 洋子:2、吉崎 重仁:3、前田 憲志:3

1:砂田橋クリニック 内科、2:大幸砂田橋クリニック 薬剤部、3:大幸砂田橋クリニック 内科

 

【目的】当院において服薬コンプライアンス不良SHPT患者に対してシナカルセトを透析日投与から開始することで、アドヒアランス向上と良好な臨床効果を得られたので報告する。 【方法】服薬コンプライアンス不良のためSHPT治療が不十分な透析症例(11名 、男性7名、女性4名、64.5歳、i-PTH 210.0±13.8pg/mL)にHD終了後 週3回シナカルセト(25mg~100mg)を経口投与開始しJSDT治療ガイドラインを達成するよう調節した。 【結果】観察終了時、i-PTHは74.0±69.5pg/mL(P=0.014)と有意な減少がみられた。期間中、継続不能となる副作用は発現しなかった。治療効果向上と副作用減少により患者の自発的な意思による増量・連日投与への移行が可能になり結果的にシナカルセトの治療効果を引き出した。 【結論】服薬コンプライアンス不良症例に対するシナカルセトの透析日のみの初期投与法は患者のアドヒアランス向上に結びつき効果的なSHPT治療に寄与すると考えられる。

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