演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

シナカルセト治療によるガイドライン達成には腫大副甲状腺の評価が有用である

演題番号 : O-0908

山田 俊輔:1、谷口 正智:1、徳本 正憲:2、豊永 次郎:3、藤見 惺:3、鶴屋 和彦:4

1:九州大学 病態機能内科学、2:福岡歯科大学、3:福岡腎臓内科クリニック、4:九州大学 包括的腎不全治療学

 

【背景】JSDTガイドライン(GL)のP, Ca, PTH管理目標値を満たすことは、透析患者の死亡リスクを軽減すると考えられる. 【目的】シナカルセト投与によってGLを達成するための予測因子を明らかにする。 【対象と方法】シナカルセト投与後、臨床検査値、副甲状腺体積を2年間前向きに観察しえた59名の血液透析患者を対象にし、GLの3項目達成回数(1項目それぞれ3カ月毎、のべ24回)を測定した.2年間のGL達成が16回(67%)以上達成できた場合を有効と定義し、有効をアウトカムとしてLogistic回帰分析で予測因子を探索した. 【結果】2年間のシナカルセト投与による有効例は38名であった.GLの3項目達成(有効)に寄与する因子は治療前副甲状腺総体積(オッズ比:0.886)、推定体積が500mm3の腺の有無(0.199)、副甲状腺数(0.565)であった. 【結語】シナカルセトの投与に際しては頸部エコーで腫大副甲状腺を検索することが、GLの将来的な達成状況を予測するうえで有用である.

前へ戻る