演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析患者の糖尿病治療におけるDPP-4阻害薬の有効性について

演題番号 : O-0881

高田 大輔:1、小原 功裕:2、岸 雄一郎:2、黒澤 範夫:2

1:北朝霞駅前クリニック、2:さくら記念病院 腎臓内科

 

【目的】透析患者の糖尿病治療に対し使用可能であるDPP-4阻害薬の有効性を検証する。 【方法】当院血液透析患者でインスリンを使用していない糖尿病コントロール不良(HbA1C 6.1-8.7%)の患者9名に対し、DPP-4阻害薬(ビルダグリプチン50mg)を投与し2か月後、3か月後のHbA1Cの推移を追った。患者9名は、グリクラジドにビルダグリプチンを追加した群3名、グリクラジドとボグリボース併用からグリクラジドとビルダグリプチン併用に変更した群3名、ボグリボース単独投与よりビルダグリプチン単独投与に変更した群2名、ビルダグリプチン単独投与を開始した群1名である。 【結果】DPP-4阻害薬投与開始前のHbA1Cは7.6±0.9%であったが、2か月後に6.7±0.7%、3か月後に6.4±0.8%と有意な低下を認めた。経過中、低血糖は認められなかった。 【考察】透析患者に使用できる糖尿病内服治療薬は限られているが、DPP-4阻害薬は比較的軽症例やインスリン治療が困難な患者に対してインスリン治療を回避できる新たな薬剤として期待が持てる。

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