演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

末期腎不全患者への血液透析導入は睡眠時無呼吸を改善する

演題番号 : O-0860

坂口 悠介:1、園田 実香:1、川端 裕彰:1、新畑 覚也:1、鈴木 朗:1、勝二 達也:1、椿原 美治:1

1:大阪府立急性期・総合医療センター 腎臓・高血圧内科

 

【背景】末期腎不全患者は睡眠時無呼吸症候群(SAS)を高率に合併している。一方、長時間透析や腎移植がSASを改善させることも知られている。しかし末期腎不全患者への血液透析(HD)導入がSASに及ぼす影響はこれまで検討されていない。 【方法】当科でHDを導入した患者のうちSASを有するものを対象とした。SASの診断と重症度(AHI; apnea-hypopnea index)の測定はtype3 portable monitor(Morpheus)を用いた。測定日は初回HD前日と第4回HD施行日とし、同時に体重、BUN、HCO3-も測定した。 【結果】対象は18例(男性14例、平均年齢、BMIは各々62.3歳、25.0kg/m2)であった。1例のみ中枢型優位であり他は閉塞型優位であった。AHIの平均値はHD導入前後で25.2から18.0へ有意に改善した。また、AHI改善率は体重減少率と有意に関連していたが、BUN及びHCO3-変化率とは有意な関連が認められなかった。 【結論】末期腎不全患者へのHD導入はSASを改善した。これは主に体液量適正化による効果であることが示唆された。

前へ戻る