演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

維持血液透析患者の呼吸状態に関与する各種因子の検討

演題番号 : O-0859

岩堀 徹:1、小原 功裕:1、岸 雄一郎:1、高田 大輔:2、江崎 昌俊:3

1:さくら記念病院 腎臓内科、2:北朝霞駅前クリニック 内科、3:幸有会記念病院 透析科

 

【目的】 血中酸素飽和度(SAT)と呼吸圧フローを経時的に同時測定可能なSAS-2100を用い、維持血液透析(HD)患者の呼吸状態と各検査値との関係について検討を行った。【方法】HD患者56名(入院38名、外来18名)を対象とした。 週初め透析の前日SAS-2100を入眠前に装着し、翌朝覚醒時に終了した。透析前後で透析管理用定期採血を行い、データ解析を行った。【結果】SAT95%以下の低酸素血症状態である時間が全睡眠中16%以上の酸素化障害患者(Hi)が38名存在した。非酸素化障害患者とHiで、無呼吸低呼吸回数が各9.6±7.5、17.9±13.4とHiで高く、無機リンは各5.3±1.5、4.4±1.3と Hiで低く、また糖尿病患者ではグリコアルブミンが各20.5±4.1、24.9±6.3と Hiで有意に高かった。多重ロジスティック解析の結果、SAT95%未満に対して血清鉄、血糖が独立した説明因子として選択された。【結論】HD患者では夜間酸素化障害をもつ患者数の頻度が高く、鉄利用効率不全、血糖調整不良と関与する可能性が示唆された。

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