演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

急性間質性肺炎にて死亡した透析患者の一剖検例

演題番号 : O-0858

星野 太郎:1、北見 桃子:1、池田 信一郎:1、中村 太一:1

1:横浜市立みなと赤十字病院 腎臓高血圧内科

 

【症例】70歳代男性.間質性肺炎既往なし.入院7ヶ月前,糖尿病性腎症による慢性腎不全にて他院で血液透析導入.その際に食道癌が発見され,1ヶ月半 放射線化学療法施行.その後,発熱・CRP上昇・全身筋肉痛あり,リウマチ性多発筋痛症の診断にてPSL 20mg/日を開始,症状改善していた.入院前日の夕方より呼吸苦出現し,当院救急搬送.来院時,酸素10LマスクでSpO2 89%,胸部CTで両肺びまん性スリガラス影・牽引性気管支拡張,左慢性膿胸,炎症反応上昇を認めていた.CPFX投与開始.透析にて除水するも改善なし.第2病日には酸素15LマスクでもSpO2 80%と呼吸不全は増悪し,急性間質性肺炎として同日よりmPSLパルス療法追加.人工呼吸器管理は入院時から一貫して拒否されていた.治療継続するも状態悪化し,第8病日に永眠された.翌日に剖検を行った. 【考察】維持透析患者が急性呼吸不全を呈したが,生前診断は出来ずに剖検に至った.病理解剖を施行し得たため,若干の文献的考察を含め報告する.

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