演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

EGFR阻害剤を使用し劇的な改善を得た超高齢肺癌患者の一例

演題番号 : O-0855

村尾 命:1、市川 大介:1、鶴岡 佳代:1、横山 健:2、関谷 秀介:1、島 芳憲:1、木村 健二郎:2

1:聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 透析療法部、2:聖マリアンナ医科大学 腎臓病センター

 

【症例】90歳代女性【現病歴】腎硬化症による末期腎不全にて2年前に透析導入.20XX年10月胸部XPに異常陰影出現.当初は無症状であったが,呼吸苦出現したため翌年1/21に当科入院となる.【経過】CTにて右に著明な胸水,肺野に散在性に粒状影,右前頭葉に腫瘤影を認めた.胸水の細胞診よりadenocarcinomaと診断.胸水穿刺にて呼吸苦は改善したが,数日で胸水増加し症状増悪.ADLは保たれており,高齢女性の非喫煙者でEGFR遺伝子変異も陽性であったため,1/29よりゲフィチニブ投与開始した.約2週間で胸水は改善,画像上も胸部腫瘤影および右前頭葉の腫瘤影も縮小.自覚症状も改善したため2/17に自宅退院.【まとめ】超高齢者の透析患者に合併した肺癌に対し,EGFR阻害剤であるゲフィチニブを使用し劇的な改善を得た症例を経験した.透析患者でのゲフィチニブ使用例は報告も少ないが,症例を選べば十分な効果が期待出来ると考えられた.

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