演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

在宅末期癌患者の看護を経験して

演題番号 : O-0757

大竹 直江:1、林 恵美:1、黒川 晋:1、森 康充:2

1:偕行会リハビリテーション病院 透析センター、2:海部共立クリニック

 

【症例】80歳代、男性。慢性腎不全の精査で進行期腎癌と判明。血液透析導入後、当院に転医し通院透析施行。 【経過】腎癌は下大静脈浸潤や遠隔転移がみられ手術不能で、他院泌尿器科にて分子標的治療薬が開始された。しかし副作用の皮膚症状が強度にみられたため薬剤調節がなされた。輸血などの対症療法がおこなわれたが、不幸中の幸いで癌の痛みはNSAID内服のみで自制可能なレベルであった。終末期にはほとんど食欲もなくなり入院加療も考慮されたが、本人の「自分が出来る所は自分でやりたい。人に迷惑を掛けず、自分の好きな事をして自宅で過ごしたい。」という希望で、死亡直前まで在宅療養+通院透析をおこなった。 【考察】家族の協力もあり、終末期まで通院透析しながらの闘病ができた。キュブラー・ロスの「死にゆく心理過程」からみると、この患者は受容の位置にありデカセクシスの域に達し「生」に対する強い希望は常に持ち続けていた患者であったと考えられた。 【まとめ】末期癌で最終期まで通院治療した透析患者の看護を経験できた。

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