演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

不穏状態が強い認知症透析患者の看護

演題番号 : O-0756

水野 清美:1、林 恵美:1、黒川 晋:1、森 康充:2

1:偕行会リハビリテーション病院 透析センター、2:海部共立クリニック

 

【はじめに】透析中の不穏が強く、安全な透析の提供に苦慮した認知症患者の看護を経験した。 【症例】70歳代女性。原疾患は腎硬化症で、前医でクモ膜下出血術後髄膜炎を罹患しHD導入。導入直後に当院へ転医。 【経過】透析室入室前は落ち着いているが、穿刺時以降になると興奮状態になり、時には激しい体動などのため向精神薬の投与をおこなっていた。患者をよく観察しスタッフ間の検討会で話し合ったところ、透析室入室という環境変化と穿刺痛が不穏を誘発していると想像されたため、PEAP(環境支援指針)を利用して看護展開を行なった。 【結果】スタッフのタッチング、血液回路の視界遮断、家族の付き添い等の対策で不穏が徐々に軽減していった。 【考察】不穏が軽減してきた理由として、透析に対する患者の「慣れ」もあるだろうが、不穏になる原因を考察してそれを取り除く努力をしたことも大きな理由と考える。 【結論】透析時の不穏対策としては、向精神薬で強引に眠らせるだけの対策よりも、非薬物的に対処ができればその方がベターである。

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