演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

不穏の強い認知症透析患者との関わり

演題番号 : O-0755

吉見 美穂子:1、山本 妙子:1、渡部 真司:1、森 康充:2

1:くわな共立クリニック、2:海部共立クリニック

 

【はじめに】認知症で透析中に不穏症状がある患者への対処は永遠の課題である。医療職のみならず介護職員も連携して対処した症例を報告する。 【症例】80歳代女性。近い身寄りがなく高齢者施設に入所中。 【経過】透析中の独語や起上がり等の不穏行動が悪化したため、透析医や精神科医が向精神薬による治療を試みたが投薬効果は不定で、効果不十分や逆に意識レベル低下が透析後も遷延する場合もみられ難渋した。情報交換する中で、施設職員から「透析中の安全も必要だが、施設ではできるだけ人間らしい生活をさせたい」との提案があり、透析中の不穏時には施設職員が来訪してなだめたり等の連携を開始した。結果、薬物療法との併用ながらも不穏は緩和され、施設内でも生き生きとした表情がみられるようになった。 【考察】透析中に強い不穏を示す患者に対して医療事故防止目的で不穏抑制は必要だが、多職種が関わり密な連絡を取り対処することによる非薬物的アプローチができたと考える。 【結論】不穏の制御には医療・介護職員の密な連携も有効である。

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