演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

有床診療所における終末期透析患者の看取りを考える

演題番号 : O-0752

尾﨏 博美:1、押谷 菜見:1、林 映吏子:1、高田 ゆかり:1、石田 和歌子:1、池田 友子:2、荒木 陽子:1、安田 真知子:1、廣川 隆一:1、富田 耕彬:2

1:第二富田クリニック、2:富田クリニック

 

【はじめに】透析患者に「終末期を見据えた療養の場」を提供したいとの想いから病棟を開設し、今回初めて終末期透析患者の看取りを経験した。 【症例】60代女性、DM性腎症、HD歴5年、慢性関節リウマチ、胆嚢癌・肝転移。 【経過】摂食困難による衰弱、血糖コントロール不全による昏睡等で入退院を繰り返す中、重症感染症から昏睡状態に陥り全身痙攣出現。家族の意向確認の上、HD中止と苦痛除去を優先する看取りを決定。最終HD4日後、安らかに永眠。後日、長男より「最期まで富田にいられてよかった」と言葉あり。 【考察】通い慣れた施設で最期の時を過ごす事は終末期透析患者・家族の安寧につながる。今回家族が当院を看取りの場に望みHD中止をスムーズに受容できたのは日頃から患者・家族の思いを尊重した関わりがあったためと考える。 【結語】透析患者と家族に安心と満足を提供する有床透析診療所は終末期透析患者の療養の場として意義ある施設である。

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