演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

中等度から重度の認知症患者が安定・安全な透析を継続する為の要因に関する検討

演題番号 : O-0748

後藤 とし枝:1、大松澤 雅美:1、仁平 智子:1、伊達 敏行:1

1:(医)腎愛会だてクリニック 看護部

 

【目的】当院の中等度から重度の認知症症状を有する患者において、透析中の安定・安全性に繋がる要因を検討し、今後の透析看護に役立てる。 【方法】認知症症状、病歴、病識の聞き取り調査を行い、落合ら(2003)の先行研究「入院患者の適応についての概念枠組み」に沿って考察した。 【結果と考察】認知症発症以前に透析導入の経過があり、古い記憶の基盤として残っていた為、病識があり「患者の役割」を果たしている。他患者との交流は少ないがスタッフとは顔馴染みになり、「対人関係」が比較的良好に保たれている。透析室は、1)規則的な通院、 2)固定されたスタッフ、 3)ベッドや透析器の位置がほぼ固定されている等から、患者には見慣れた場所となり「物理的環境」の面では良好と言える。 【結論】透析中の安定・安全性において認知症高齢者が適切な治療を受ける為には、「患者の役割」が基本的に確立され、その上に良好な「対人関係」と「物理的環境」が整えられていることが重要と思われる。

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