演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析施行時の意識消失の原因について~第一報~循環血液量の変動パターンの検討~

演題番号 : O-0719

布江田 友理:1、片山 俊郎:2、湊 小太郎:3、大山 俊治:1

1:(社医)高清会高井病院 透析室、2:姫路獨協大学 保健医療学部臨床工学科、3:奈良先端技術科学大学院大学 情報科学研究科

 

【目的】透析施行時、除水により一時的に循環血液量が減少し、これにより低血圧性の意識消失が起こる。意識消失を予防するためにヘマトクッリトセンサーにおける循環血液量の変動に着目し、今回は透析施行時の循環血液量の経時的変動パターンについて検討した。【方法】循環血液量の変動パターンの測定は日機装製ブラッドボリューム計を用い、透析開始から終了までの全施行過程に実施した。【結果】循環血液量の変動は、初期変動期間後、(1)一定比率で直線的に減少する(linear)パターンと(2)循環血液量の変動が一定期間無く、その後非直線的に減少する(non-linear)の2種類に分類された。透析患者の原疾患を考慮するとlinearパターンは糖尿病性腎症、non-linearパターンは慢性糸球体腎炎で優位であった。【考察】2種類の違いは除水による水分移動に原因があると考えられる。しかし現段階は不明確であり、今後さらなる検討を行い、透析施行時の意識消失の原因を追究する。

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