演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

当科の腹膜透析患者における早期離脱例の検討

演題番号 : O-0688

山口 通雅:1、赤井 靖宏:1、松井 勝:1、久保 篤史:1、岩野 正之:1、斎藤 能彦:1

1:奈良県立医科大学 第1内科

 

【目的】当科の腹膜透析(PD)患者で導入後12カ月以内にPDを離脱した早期離脱例の臨床的特徴を検討する。【対象】過去10年間にPDを導入した103例で、男性64例、女性39例。平均年齢は61.1±13.9歳。【結果】早期離脱例は24例(男性20例、女性4例)。平均年齢は65.5±15.9歳で非早期離脱例の59.6±13.0歳と比較して高齢である傾向が認められた。さらに性別は男性が多く、原疾患は腎硬化症が多数である傾向が認められた。早期離脱の原因は24例中PD不良11例(45.8%)、死亡5例(20.8%)、腹膜炎4例(16.7%)であった。早期離脱例と非早期離脱例の比較では、導入期Alb値、Pi値、およびintact PTH値に差は認められず、冠動脈疾患および腹膜炎の発症についても両群間に差は認められなかった。【まとめ】今回の検討では早期離脱を予測するパラメータは決定されず、PD継続期間は個々の症例の管理状況に負うところが大きいと考えられた。

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