演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

重炭酸透析液から無酢酸透析液変更における血液データ等の比較検討について

演題番号 : O-0659

山下 智史:1、小池 秀昭:1、山本 和昇:2、中田 敦博:2、伊藤 豊:1、河出 恭雅:2、河出 芳助:2

1:四日市腎クリニック、2:鈴鹿腎クリニック

 

【目的】無酢酸透析液でQOLの改善や貧血の改善効果等の報告例が散見されるが、pHにおける検討の報告例は少ない。今回、重炭酸透析液(B液)から無酢酸透析液(AF液)への変更を行い、その影響について検討した。 【対象】当院維持透析患者8名、平均年齢、63.9才、性別男性6名 女性2名、透析歴2.4年 【方法】B液からAF液へ変更し、クロスオーバーにてpH、HCO3-、Hb、血圧変動等の項目について比較検討した。 【結果】透析前においてpHはいずれも7.40と同等であったが、透析後のpHはAF液で有意に高値であった。HCO3-は透析後でAF液が高い傾向が認められた。Ca、Kなどに大きな変化はみられなかった。 【考察】AF液は透析後に一過性のpH上昇を認めるものの、次回の透析までには通常範囲内となり、透析中も大きな血圧変動を伴うことなく、臨床上大きな問題はないと思われた。一方透析後のアルカローシスが、長期透析における影響について注視していく必要性があると思われた。

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