演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

カーボスターにおける血中クエン酸濃度の検討

演題番号 : O-0658

齋藤 峻:1、星野 一:1、遠藤 信之:1、池田 裕:1、齋藤 徳子:2、島田 久基:2、宮崎 滋:2、鈴木 正司:2

1:信楽園病院 臨床工学科、2:信楽園病院 内科

 

【目的】カーボスター(以下CAB)には、約2mEq/lのクエン酸が添加されている。そこで、CAB変更前後の、透析前血中クエン酸濃度推移を検討する。【対象】維持透析患者17名で、HCV抗体陽性7名、HBV抗原陽性1名、その他9名。男性10名、女性7名、平均年齢65.4±6歳、平均透析歴15.0±14年。【方法】CAB変更前、1ヶ月後、1年後に、採血を行い、血中クエン酸濃度、血液データを検討した。【結果】変更前平均血中クエン酸濃度は3.2mg/dl、1ヶ月後3.2mg/dl、1年後3.4mg/dlで有意差はなかった。肝炎患者と非肝炎患者の間で有意差はなかった。AST、ALTとも変更前、1ヶ月後、1年後の値に有意差はなかった。クエン酸値とAST、ALT値との相関もなかった。【考察及びまとめ】CAB使用後、肝炎患者、非肝炎患者とも血中クエン酸濃度の上昇はなく、蓄積性はないと考えられる。今後もさらに、長期的な観察を続ける方針である。

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