演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

無酢酸重曹透析液(CAB)群98症例、従来重曹透析液(KAF)群101症例の長期臨床比較

演題番号 : O-0656

芝本 隆:1、高橋 知裕:1、新井 康介:1、佐藤 広隆:1、柴田 浩明:1、江刺家 義典:1、斎藤 泰信:1

1:(医)秀和会秀和綜合病院 臨床工学部

 

【目的】CAB群98例とKAF群101例の比較からCABを臨床評価した。【方法】透析患者を対象にCAB群は男50名、女48名、KAF群は男58名、女43名である。平均年齢はCAB群67才、KAF群61才、平均透析歴は8.4年、9.1年である。評価項目は、酸塩基平衡是正、骨代謝、糖代謝、貧血と透析中副作用出現頻度とした。【結果】透析前後のHCO3はCAB群でKAF群に比し改善した。補正Ca、イオン化CaはCAB群でKAF群に比し高値を示した。CaxPに差はなかった。インタクトPTHは検討開始前60~260pg/mLの症例で、CAB群に変化なくKAF群で6ヶ月後に上昇した。血糖動態はCAB群でグリコアルブミン値が高く維持されたが他項目に差はなかった。副作用の出現頻度に差はなかった。【総括】酸塩基平衡の是正は確実に行われた。骨代謝は改善傾向がみられ血糖動態ではエネルギ消費を抑える可能性が考えられた。

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