演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

無酢酸透析液(CARBOSTER)での電解質出納に関する検討 ~透析前後値で出納を決定して良いのか?~

演題番号 : O-0652

内野 順司:1、石丸 昌志:1、正井 基之:2、吉田 豊彦:2

1:みはま病院 ME部、2:みはま病院

 

【背景と目的】:従来、透析液の電解質濃度を決定する場合、透析後値を指標として組成が議論されてきた。これは膜を介した拡散による透析液と血液の出納を意識したものであり、細胞外液等、他プールの存在を無視したものである。今回、電解質の出納が拡散のみの支配であるか検討する。 【対象と期間】:透析液キンダリー(KE)16ヵ月、カーボスター(CP)17ヵ月のcross over study で期間中に欠損dataの無い維持透析患者184名(F62、M122)、年齢64.4±11.9透析歴10.1±7.8 【方法】:K、Caのδ(透析後-前)と前値を用い、一次回帰式の切片(出納±0、Intersept Point:IP)を求め月毎に変化を比較した。同時に透析液電解質濃度とpHの変動も合わせて検討した。 【結果】:Kはほぼ一定のIPを示したが、CaはKE時に比しCP時に0.7~0.4mg/dL低値で、更に透析液pHの変化やその使用期間によっても変動した。 【結論】:透析後Ca値は透析液との拡散のみでは決定されない。

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