演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

入院血液透析患者の難治性腎性貧血にビタミンC投与が有効であった症例の検討

演題番号 : O-0641

吉田 典世:1、岩泉 清久:1、水野 宏:1、中島 豊:1

1:川崎幸病院 腎臓内科

 

【目的】ビタミンC(C)投与によりESA抵抗性の難治性腎性貧血が改善した入院透析患者でその機序を検討した。 【対象】C投与群(C群)10例 同非投与群(非C群)13例 【方法】透析終了2時間前からC 250mgを2時間かけて投与 【検討項目】血算、鉄濃度、TSAT、フェリチン濃度、生化学 【結果】C群7例で10%以上Hbが上昇した。C群と非C群の投与前の比較では鉄濃度に差はなかったがC群でフェリチンとTSATは有意に高くMCVも高値であった。投与後にはC群でフェリチンは低下したが鉄濃度は上昇した。C群では有意にCRPが高くアルブミンは低値であった。 【考察】以前に外来透析患者で難治性腎性貧血に対しC投与を行い16%が有効であった。入院では低栄養や炎症が進み鉄の囲い込みが進行しC投与の効果が出やすいと考えられた。 【結論】入院透析中でESA抵抗性の腎性貧血患者では鉄の囲い込みが強くなりやすくC投与により貧血改善効果が得られやすい。入院中で一定期間のC投与は貧血改善を期待できる。

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