演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

腹部CT画像診断による血液透析患者の大腸憩室保有率の比較検討

演題番号 : O-0615

羽田 一博:1、滝浪 真:2、飯塚 卓:3

1:飯塚病院附属有隣病院 腎臓内科、2:飯塚病院附属有隣病院 外科、3:飯塚病院附属有隣病院 内科

 

【目的】腹部CT画像から血液透析(HD)患者の大腸憩室の有無を読影し、保有率等の知見を得ることを目的とした。〈BR〉【対象と方法】当院でHDを施行している127例を対象とした。診断装置はGE横河社製、LightSpeed Ultra 16 システムを用い、憩室の有無とその特徴を分析検討し、非HD例の保有率と比較した。〈BR〉【結果】HD例の平均年齢68.9歳(男81、女46)、原疾患はDM60例、非DM67例、平均HD歴は7.6年であった。36例(28.3%)に憩室所見を認め、部位は右側21例(58.3%)、左側4例(11.1%)、両側11例(30.6%)であった。性別、年代別およびDMと非DM間で保有率に差はなかったが、多発性嚢胞腎では5例中4例(80%)と有意に高かった。透析歴2年未満の17例中3例(17.6%)に対し、2年以上は110例中33例(30.0%)と高率であった。リン吸着剤や緩下剤の服用の有無で差はなかった。非HD例(259例、平均年齢69.6歳)の保有率は16.2%であった。〈BR〉【考察と結語】HD例の保有率は高く、その診断と治療に腹部CT検査は極めて有用である。

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