演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

血液透析患者における消化器症状の検討~特に腹部症状とF-scaleを用いて~

演題番号 : O-0612

伊藤 和郎:1、水野 滋章:1、森山 光彦:1、高橋 勝幸:2、加藤 真吾:3、澤崎 嘉男:4、今井 信弘:5、井上 通泰:5、須藤 祐司:5

1:日本大学医学部 消化器内科、2:日本大学医学部 臨床検査部、3:埼玉医科大学医療センター 消化器内科、4:相模女子大学 栄養科、5:嬉泉病院

 

【目的】透析患者の胃食道逆流症(GERD)並びに腹部症状について、内視鏡検査と併せ検討する。【対象および方法】透析患者112例、非透析患者229例で、計341例を対象として、F-scaleを用いた12並びに従来行ってきた9つの腹部症状の質問事項について検討した。【成績】逆流性食道炎の割合は透析9/112(8%)、非透析15/229(6.5%)と両群で有意差を認めなかった。F-scaleでは5(酸症状)、9(運動不全)の項目が透析群で有意に低かった。透析患者においてPPI、H2RA投与例の方が逆流性食道炎の割合が高い。腹部症状に関しては便秘>食欲不振が多く認めた。【結論】透析患者においては、GERDは多くはなく、便秘などの症状が際立っていた。今後透析患者へのPPI等の投与は、予防的に使用するのではなく症例を選んで投与すべきである。

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