演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

早期の血漿交換による高トリグリセライド血症改善は急性膵炎治療に有効である

演題番号 : O-0606

桃木 久美子:1、岡野 一祥:1、陣内 彦博:2、高野 真理:1、岩崎 冨人:2、塚田 三佐緒:1、三和 奈穂子:2、木全 直樹:2、荒井 純子:1、秋葉 隆:2、新田 孝作:1

1:東京女子医科大学 第4内科、2:東京女子医科大学 血液浄化療法科

 

【背景】American Society for Apheresisのガイドラインにて高トリグリセライド(TG)血症による重症急性膵炎への血漿交換療法(PE)の有用性が示唆されている。今回, 高TG血症による重症急性膵炎に対してPEを施行した2例を経験したため報告する。【症例】(症例1)30歳代男性。発症当日に受診、重症急性膵炎と診断。TG 3669 mg/dLに対してPEを施行し、良好に経過した。(症例2)30歳代男性。発症翌日に受診、重症急性膵炎と診断。TG 7116 mg/dLで入院当日にPEを施行し、良好に経過した。【考察】我々の経験した2例からPEは単回でも効果的と思われた。文献的には必ずしも非施行群に比較して有意な予後の改善を認めないが、それらはPEの施行時期が遅く、発症後の絶飲食で高TG血症が改善し良好な経過をたどった可能性がある。【結語】発症早期に単回でもPEを施行する事は重症な急性膵炎の予後の改善に有効と考えた。

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