演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

血漿交換療法(PE)における血中カルシウム(Ca)動態と適正Ca補充量についての検討

演題番号 : O-0605

川添 智道:1、中川 健二:1、藤田 晶絵:1、片山 広明:1、竹内 斉:1、吉田 久美:1、中川 文博:1、金崎 雅美:1、一色 啓二:1、宇津 貴:1

1:滋賀医科大学医学部附属病院 血液浄化部

 

【背景】PEでは、新鮮凍結血漿(FFP)に含まれるクエン酸の影響で血清Ca濃度が低下するため、Ca 補充を要することが多い。 【目的】PE中のCa動態と至適投与量を検討する。 【方法】PE開始時および置換予定FFPの半分量を使用した時点および終了時にイオン化Ca濃度を測定した。Ca補充にはグルコン酸カルシウム8.5%液を使用した。 【結果】FFP100mlあたりCa補充液1ml投与下では、明らかな症状を伴わなかったものの血清遊離Ca値が正常範囲を下回った。一方、FFP100mlあたりCa補充液1.5mlでは、高Ca血症を来すことなく低Ca血症は抑制された。ただし、Ca補充を同様に行っても、患者状態やFFP使用量の影響により、Ca動態が変化した。 【考察】PE施行中の無症候性低Ca血症は高頻度に生じている。Ca動態予測は困難であるため、Ca測定に基づいたCa補充の調節を行うことが必要であることが示唆された。

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