演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

慢性C型肝炎治療中に血栓性血小板減少性紫斑病を発症した一例

演題番号 : O-0603

小路 哲生:1、東 大介:1、岩田 康義:1

1:香川労災病院 腎臓内科

 

症例】30歳代男性【主訴】腎機能障害 【現病歴】慢性C型肝炎にて6月初旬より週一回PEG-IFN、リバビリン療法開始。7月初旬PEG-IFN、リバビリン投与し、その夜から血尿、発熱が出現したため、翌日受診。貧血と血小板減少悪化、腎機能悪化を認めたため入院となった。【既往歴】11年前にC型肝炎指摘あり。刺青あり。輸血歴や黄疸既往なし。【嗜好】タバコは16年前から20本、ビール1.5リットル/日 【家族歴】特記すべきことなし 【感染症】HCV-RNA 6.9LogIU/mL・genotype2B 【入院後経過】入院後肝炎治療は中止した。38~39度の発熱、軽度意識障害にて第2病日血液内科、腎臓内科に紹介。第3病日血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)の診断にて血漿交換(PE)開始。急激な貧血に対して輸血を施行した。PEは三日間連続で施行し、その間CHDF施行。その後は隔日でさらにPEを三回施行した。貧血やLDH高値、血小板減少は速やかに軽快、腎機能も徐々に改善し、第37病日退院となった。【考察】PEG-INF療法中のTTP発症はまれで、今回PEにCHDFを併用して経過良好であったので報告する。

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