演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

甲状腺クリーゼに対してCHDF+血漿交換を試みた2症例

演題番号 : O-0602

澤田 昌平:1、川村 寿一:2、川上 享弘:2、桝井 孝之:2

1:(医)康生会 武田病院 透析センター総合診療科、2:(医)康生会 武田病院 透析センター

 

【症例】投薬治療抵抗性甲状腺クリーゼにCHDFと血漿交換を併用したので報告する。症例1;30歳代女性、眼球突出、動悸、息切れが出現。甲状腺機能亢進症を疑い入院。ショック状態となり、気管内挿管、IABP・PCPS留置にて状態安定。甲状腺クリーゼに薬物治療するも改善無く、CHDFと血漿交換によりTSH; L0.007以下IU/ml, F-T3; 8.9 pg/ml ,F-T4;3.6 ng/dlからTSH;0.14, FT3;2.7、FT4;2.1まで改善。症例2;20歳代男性、浮腫、高熱、全身倦怠で受診。入院後ショック状態となりPCPS・IABP留置、気管内挿管後、甲状腺クリーゼに薬物療法するも改善無く、CHDFと血漿交換によりTSH:L0.007以下, F-T3;6.9,F-T4;6.2からTSH;0.03, FT3;2.0、FT4;0.81まで改善。【考案】蛋白結合物質であるT4の半減期は約7日で、その除去には血漿交換が有用と考えられ、薬物療法にCHDF+血漿交換の併用により改善した。【まとめ】甲状腺クリーゼに対してCHDF+血漿交換は甲状腺機能の早期改善に有用であると考えられた。

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