演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

抗インスリン抗体をDFPPで除去し血糖コントロールが良好となった一例

演題番号 : O-0598

西川 真那:1、寺西 哲也:1、関 保道:1、上山 茂充:1、大内 佐智子:1、三木 隆:1

1:新日鐵広畑病院 内科

 

【症例】50歳代、男性【経過】30歳頃に糖尿病を指摘され、40歳代から内服治療、11年後よりインスリン治療となっていた。インスリンの増量にても血糖コントロールは不良であり、またインスリン施注部に皮疹を認めたため当院に紹介入院となった。入院時著明な高インスリン血症があり、抗インスリン抗体(抗体価5000以上、結合率90%)を認めた。スキャッチャードプロット解析により、抗インスリン抗体が血糖コントロール不良の主要因であると考え、除去目的にてDFPPを5回施行した。施行後IRIは5182μu/mlから749.6μu/mlに低下した。血糖コントロールも内服のみで毎食前の血糖値は130mg/dl前後に改善したためインスリン離脱に成功した。また皮疹もインスリンの中止に伴い消失した。その後1年間の外来フォローにおいて抗インスリン抗体価も低下し、良好な血糖コントロールを維持できている。【結論】DFPPは抗インスリン抗体除去に有効であり、血糖コントロールを改善することができた。

前へ戻る