演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

体外循環を含めた集学的治療により救命し得たEpstein-Barr virus関連血球貪食症候群の1例

演題番号 : O-0585

高橋 和美:1、萩原 暢久:1、石田 良:1、井戸本 陽子:1、竹内 一郎:1、森 優:1、草場 哲郎:1、中ノ内 恒如:1、納谷 佳男:1、越田 全彦:2、栗山 幸大:2

1:京都第一赤十字病院 腎センター、2:京都第一赤十字病院 血液内科

 

症例は50歳代、女性。20XX年7月、発熱と全身倦怠感を認め近医を受診。抗菌薬の投与に不応であり、副腎皮質ステロイドも追加投与されたが、徐々に呼吸不全、汎血球減少、腎機能障害などの多臓器不全が進行し当院に転院。骨髄検査で血球貪食像を認め、血清Epstein-Barr virus(以下EBV) DNAが陽性であることも併せEBV関連血球貪食症候群と診断した。血漿交換、血液透析およびエトポシドによる化学療法を開始し、2週間後には血小板の増加を認め、血漿交換は終了した。全身状態は改善し人工呼吸管理から離脱したが、腎機能の改善はなく維持透析を行っている。血球貪食症候群は感染症や悪性疾患、膠原病などを契機に発熱、汎血球減少、肝機能障害、DICなどを呈する症候群である。特にEBV感染に起因する例は救命率が低いが、本症例では集学的治療により救命し得たため報告する。

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