演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

心拍出量が増加しない特殊な心不全病態~non high-output cardiac failure~

演題番号 : O-0574

鵜川 豊世武:1、櫻間 教文:2、辻 晃弘:3、二階堂 まゆみ:3、山根 和美:3、河原 弘之:3、東 大介:4、紀 幸一:5、市場 晋吾:1、氏家 良人:6

1:岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 地域医療学講座、2:重井医学研究所附属病院 外科、3:玉島中央病院 透析センター、4:香川労災病院 腎臓内科、5:真星病院 循環器科、6:岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 救急医学講座

 

BNP高値でNYHAクラス分類2度以上の透析心不全患者12症例に動静脈シャントバスキュラーアクセス(VA)の閉鎖術を行い, 心不全の改善を図った.  VA血流心負荷量測定のため, VA閉鎖術前後でのCOとCIの変化をSGCで計測した. 6例でCO増大(A群), 6例でCO減少を呈した(B群). 閉鎖術前後のBNP値を透析前BNPstart:BNPsと透析後BNPend:BNPeを計測し, 減少率を測定した.  A群は心臓予備能力の低下のためシャント血流負荷に心臓が対応できず心拍出量の増大をきたせない病態が発生していると考えられた.  我々はこの病態を“non high-output cardiac failure”と称し, “high-output cardiac failure”よりもBNP値の改善傾向が低いことから, より重篤な心不全環境にあると位置づけ, 透析心不全の診断において重大な病態であると示唆された.

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