演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析療法選択における夜間高血圧の影響

演題番号 : O-0548

門 浩志:1、原 将之:1、大谷 麻衣:1、上野 里紗:1、高木 彩乃:1、瀬川 裕佳:1、八田 告:1、澤田 克徳:1

1:近江八幡市立総合医療センター 腎臓内科

 

【背景】保存期腎不全での夜間高血圧は腎機能増悪因子として注目され、保有率は極めて高い。また一般にPDの選択率が低い。【目的】透析療法選択における夜間高血圧の影響を検証した。【方法】2006年10月~2010年12月に当院で保存期腎不全教育入院をした510名のうち、透析導入した70名(HD群53名・PD群17名)で比較検討した。【結果】2群間で平均年齢、入院時Cr値、BMIなど基礎dataに有意差なかった。24時間holter血圧測定から求めた夜間降圧度(昼収縮期血圧-夜間収縮期血圧/昼収縮期血圧)の比較では、HD群は夜間高血圧傾向が強かった。一方PD群では透析導入までの期間が長く、塩分摂取量や尿蛋白量で良値であった。【考察】PD群では保存期教育入院後に塩分摂取量・尿蛋白量とも改善しており、夜間高血圧の是正を通して透析までの期間を延長させ残腎機能保持に繋がる可能性およびPD選択者増加の可能性が示唆された。【結論】保存期腎不全での夜間高血圧是正がPD選択率の向上に繋がる可能性が示された。

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