演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析量を増やすと血圧は下がるのか~ABPMを用いた検討

演題番号 : O-0547

鈴木 一裕:1

1:援腎会すずきクリニック

 

【目的】当院では、時間延長と血流増加により透析量を上げることで透析患者の予後改善を目指している。透析量を上げると高血圧が改善されるか、ABPMを用いて検討した。【方法】当院で血液透析施行中の52名について、透析時間、血流量、KT/Vを3群に分けて、透析前日から透析日にかけてABPMを行い、収縮期の平均血圧と降圧剤の服用数について検討した。【結果】透析時間は、長時間であるほど血圧が低く、4時間以下と5時間透析の24時間、昼間で有意差を認めた。血流量も同様の傾向であったが、有意差は無かった。kt/vは、1.8以上の群が24時間、昼間で有意差を認めた。降圧剤の多剤服用者は、透析時間の延長とkt/vの増加と共に減少していったが、血流240以上では差は無かった。【考察】時間延長、血流増加など透析量を増やすことは、高血圧の是正に有用だった。今回の結果では、高血圧の是正は血流による影響よりも時間延長に影響を受けていた。しかし、6時間以上の長時間透析を行わなくても、若干の時間延長と血流の増加により高血圧の是正が可能であると思われた。

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