演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

脈波・コロトコフ音記録計を用いた血液透析時の循環動態の研究(第2報)

演題番号 : O-0546

吉原 良祐:1、谷掛 美納子:1、中尾 一清:1、藤森 明:2

1:(財)甲南病院加古川病院 血液浄化センター、2:(財)甲南病院 血液浄化・腎センター

 

【目的】非侵襲的に血圧(BP)・脈拍数(PR)・一回心拍出量(SV)を計測し、総末梢抵抗(TPR)・分時心拍出量(CO)・心係数(CI)などを自動算出する脈波・コロトコフ音記録計(パラマテック社PS-501)を用いて、血液透析(HD)時の循環動態を昨年度発表に続き検討。【方法】HD時にPS-501を用いて30分ごとに各項目を測定、同時に循環血液量(BV)連続測定機を併用。【結果】安定期4時間HD症例(34例、最終BV減少率-10.6%)の平均値では経時的にTPRは低下(HD終了時に開始時の81%)、PRは増加(同114%)、SVは開始後は増加してやがてプラトー(同104%)、平均BPはやや低下(同93%)。糖尿病や降圧剤服用の有無での差異は無し。無除水症例では各要素の変化は乏しかった。HD時低血圧症例ではTPR低下を打ち消すCO(SV×PR)上昇に乏しい場合が多く、HD時高血圧症ではTPRの低下を認めず。【考察】HD時の標準的循環動態はTPR低下、CO上昇であり、それは除水により誘発される。またTPRとCOの均衡が破綻した時に血圧の異常変動が生じる。

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