演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

イコサペント酸エチル(EPA)は透析患者において酸化ストレス抑制効果を認める

演題番号 : O-0542

井上 朋子:1、岡野 一祥:1、陣内 彦博:2、高野 真理:1、岩崎 冨人:2、塚田 三佐緒:1、三和 奈穂子:2、木全 直樹:2、秋葉 隆:2、新田 孝作:1

1:東京女子医科大学 第4内科、2:東京女子医科大学腎臓病総合医療センター 血液浄化療法科

 

【背景】維持透析患者は尿毒症物質の蓄積、透析回路への血液の暴露、透析による抗酸化物質の喪失など様々な要因によって酸化ストレス側に傾いた状態にあると考えられている。【症例】当院外来維持透析49名(男26名、女23名)の週はじめ透析前の血清と白血球をサンプルとして検討した。血清中の脂質の酸化ストレスマーカーであるF2イソプロスタンを測定した。またリンパ球を分離し、H2O2にて酸化ストレスをかけ、活性酸素種(ROS)産生能力を比較検討した。【結果】血清中のF2イソプロスタンは健常者に比べて有意に上昇していた。透析患者間で比較すると、糖尿病の存在、RAS阻害剤内服、スタチン内服で分けた群間に差は認めなかったが、EPA内服群では有意に低下していた。ROS産生も低下を示していた。【結語】EPA内服は強い酸化ストレスにさらされる透析患者においても抗酸化剤として有効と考えられる。

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