演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

リンパ腫由来U-937細胞内グルコース量に及ぼす過酸化水素及び高グルコースの作用

演題番号 : O-0541

稲垣 昌博:1、辻 まゆみ:1、鷲尾 和則:2、中村 裕也:2、清水 辰雄:2、後藤 博道:2、後藤 善和:2、小口 勝司:1

1:昭和大学 医学部第一薬理学教室、2:埼友草加病院 内科

 

【目的】酸化ストレスや糖尿病は透析患者において重要な危険因子である。本研究では、糖尿病併発透析患者の血球 in vitro モデルとして、悪性リンパ腫由来U937細胞を高グルコース(HG)で培養後、過酸化水素(H2O2)で酸化ストレスを誘発し、細胞内グルコース量の変動を検討した。 【方法】HGで5日間U937細胞を培養し、5mMH2O2を24時間処置した(HG+H2O2)。細胞内グルコース量及び乳酸量、活性酸素種生成量(ROS)、糖化最終産物量(AGE)を測定した。 【結果】H2O2負荷により、細胞内グルコース量は有意に増加し、HG+H2O2では、さらなる増加が認められた。しかし、H2O2処置した細胞では乳酸量の有意な減少が認められた。AGE とROS 生成量は、HG培養で有意な増加が認められ、HG+H2O2では更なる増加が認められた。 【考察】糖尿病併発血液透析患者では、透析による血球膜への酸化ストレスと高血糖による細胞内グルコースの増加及び糖代謝の低下が誘発している可能性が推測された。

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