演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

慢性抗体関連型拒絶反応の傍尿細管毛細血管内皮におけるtranscription factor c-Jun活性の意義

演題番号 : O-0514

小林 賛光:1、高橋 孝宗:2、山本 泉:1、山本 裕康:5、田邉 一成:3、山口 裕:4、細谷 龍男:1

1:東京慈恵会医科大学 腎臓・高血圧内科、2:Vanderbilt University Medical Center、3:東京女子医科大学 泌尿器科、4:山口病理研究所、5:厚木市立病院

 

【目的】transcription factor c-Junはactivating protein‐1蛋白の一つであり腎疾患では炎症や線維化に関与している。腎移植後の抗体関連型拒絶反応では傍尿細管毛細血管(PTC)内皮細胞にリン酸化c-Jun(p-c-Jun)が強く発現することに注目しその臨床病理学的意義を調べた。 【方法】chronic antibody-mediated rejection(CAMR)21例、interstitial fibrosis and tubular atrophy14例、コントロール(C)として8例の正常腎組織を用いた。c-Jun活性の確認は、p-c-Jun抗体による免疫染色を行った。 【結果】C例ではPTC内皮はまれに弱陽性であるのに対しCAMR例では強陽性を示し、p-c-Jun陽性内皮細胞数は他群に比べ有意に増加し、PTC数減少、ci+ct score及びs-Cr値と相関を認めた。 【結論】CAMRのPTC内皮におけるc-Jun活性とPTC数の減少、線維化、移植後の腎機能との関連性が示唆された。

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