演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

先行的腎移植に対する移植施設の認識調査

演題番号 : O-0504

原田 浩:1、堀田 記世彦:1

1:市立札幌病院 腎臓移植外科

 

【目的】先行的腎移植(PRT)は本邦では少ない。その理由として紹介時期の遅さなどが考えられ、腎移植施設へ実態を調査した。 【方法】2008年腎移植件数上位30位タイの腎移植施設にアンケートを配布し、PRTの実施の実態調査を行った。 【結果】回収率は31/31(100%)であった。半数で昨年の移植数は年間20件を越えていた。また今後の腎移植予定も85%以上で3-6か月先まで決定しており81%でPRTも予定されていた。PRT紹介のタイミングは63%でGFR15(mg/dl/mm2) 以下であった。しかも62%の施設でアクセス作成後の受診症例の経験があった。PRTの実施率は43%の施設で40%以下であった。紹介時GFR<10では48%が透析を行ったが、45%で移植日の捻出、関連施設への紹介など、PRTの実現に尽力していた。移植施設側の紹介時の理想GFRは15-19 が35%、20-29が35%、30以上は26%であった。 【結語】腎移植施設では依然紹介のタイミング遅延がみられた。生体腎移植は定期予定手術であるが、低GFRでも施設によっては実現可能な場合があり、いつの時点でも腎移植を含めた腎代償療法の公平な提示が必要である。

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