演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

結核病床を持たない中核病院での透析患者における結核についての検討

演題番号 : O-0489

白石 幸:1、佐藤 英彦:1、渡邉 敏子:1、木村 仁志:1、安藤 亮一:1

1:(医)武蔵野赤十字病院 透析センター

 

【目的】透析患者では結核発症率が高いことが知られているが、診断に苦慮する例が多い。結核病床を持たない当院における透析患者の結核診療の現状と問題点を明らかにする。【方法】2004年1月~2010年10月に結核と診断し治療した透析患者7例について、診断、治療、予後について検討した。【結果】結核症例の平均年齢73.6歳、内訳は肺内結核4例・肺外結核3例、入院から診断までの平均日数は19.14±4.09日。診断のきっかけは発熱4例・胸水を含む胸部異常影2例・その他1例であった。入院時CRP>10と炎症反応高値を示したのは肺内結核の2例で、他の症例は炎症反応の著しい上昇はみられなかった。診断に苦慮した肺内結核の一例は、QFT陽性で診断補助として有用であった。しかし肺外結核の2例は来院時既に全身状態悪く、診断は比較的早期につくも死亡した。【考察】透析患者は発熱や炎症反応の上昇がみられない例も多く、特に肺外結核では診断に苦慮し重篤な転帰を辿ることが多いため、早期診断・治療介入が必要であると思われる。

前へ戻る