演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

維持透析中に化膿性骨関節炎を発症した4症例

演題番号 : O-0488

細川 緑:1、石原 有子:1、宇都 栄作:1、海津 嘉蔵:1

1:社会保険横浜中央病院 腎臓内科

 

今回我々は維持透析中に化膿性骨関節炎をきたした4症例を経験したので報告する。【症例】症例1は50歳代男性、糖尿病性腎症にて維持透析中、原因不明の腹痛を訴え診断に難渋したが、精査の結果化膿性脊椎炎と診断され外科的ドレナージを行った。症例2は60歳代男性、糖尿病性腎症にて透析導入、下肢閉塞性動脈硬化症の治療を行っていたが、原因不明の胸痛を訴え次第に下肢麻痺が出現し、化膿性胸椎椎間板炎と診断された。症例3は30代女性、慢性腎炎にて維持透析中、徐々に増悪する腰痛を発症し歩行不可となり、化膿性椎間板炎による大腰筋膿瘍が発見された。症例4は60歳代男性、糖尿病性腎症にて維持透析中、下肢閉塞性動脈硬化症の治療してたが、胸痛を訴え化膿性胸鎖関節炎・降下性縦隔炎が発見され、外科的ドレナージを行った。【まとめ】以上4症例は胸腹痛・腰痛で発症しており診断に難渋した。透析患者は易感染性であり、感染予防には細心の注意を必要とするとともに、感染症の鑑別診断として骨関節炎も注意深く検索する必要があると思われた。

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