演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

末期腎不全患者における心臓弁石灰化と心血管死、総死亡との関連性

演題番号 : O-0477

青山 徹:1、鴨井 大典:1、河村 吉宏:1、川島 一博:1、堀 浩:1、高橋 宏:1、鳥山 高伸:1

1:名古屋共立病院 循環器内科

 

【背景】血管や組織の石灰化は末期腎不全患者においてよく見られる合併症である。心臓弁石灰化も多いが、頻度やイベントとの関連性はいまだ不明である。今回我々は末期腎不全患者における心臓弁石灰化の頻度や心血管、総死亡のリスクを検討した。【方法】末期腎不全患者1290例を透析導入1ヶ月以内に心エコー検査を施行した。大動脈弁、僧帽弁とも石灰化のない群(NC)、どちらか一方に石灰化を認める弁の群(SC)、両方の弁に石灰化を認める群(BC)の3群に分類した。10年観察した。【結果】心臓弁石灰化は742例(58%)に認めた。NC群(548例)、SC群(487例)、BC群(255例)において10年間の心血管死のsurvival ratesはそれぞれ83%、77%、60%であり、総死亡は66%、53%、41%であった。他のリスク因子で補正を行った後も心臓弁石灰化は単独で心血管死、総死亡の危険因子であった。【結論】心臓弁石灰化は末期腎不全患者の透析導入時に約半数に認め、長期において心血管死、総死亡と強く関連していた。

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