演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

非糖尿病腎症透析患者の血清FGF23と大動脈弓部石灰化進展との関連

演題番号 : O-0476

小川 哲也:1、溜井 紀子:3、石田 秀岐:2、岩渕 裕子:3、松田 奈美:2、藤生 亜由子:2、安藤 哲郎:3、伊藤 恭子:2、筒井 貴朗:3、安藤 義孝:3、新田 孝作:1

1:東京女子医科大学 第4内科、2:平成日高クリニック、3:日高病院

 

【目的】大動脈石灰化は透析患者にとって心血管系死亡の重要な因子である。今回、血清FGF23値と大動脈弓部石灰化の関連を検討した。【対象と方法】非糖尿病性腎症透析患者127名(男性83名、女性44名)を対象に、胸部レントゲンで評価した大動脈弓部石灰化指数(AoACS)の5年間の変化と血清FGF23値および血清データーとの関連を検討した。ΔAoACSに関与する因子を重回帰分析で検討した。【結果】血清FGF23値は、5年間の石灰化抑制群(39225.5±9247.9 pg/mL)が非進行群(12896.5±26323.5 pg/mL)および進行群(14062.4±18456.8 pg/mL)より有意に高値であった。重回帰分析では、男性(β value=0.969, p=0.0192)、ALB(β value=-1.395, p=0.0296)、Log FGF23(β value=-0.001, p=0.0115)がΔAoACSの独立した寄与因子であった。【結論】非糖尿病腎症透析患者において血清FGF23は血管石灰化を抑制する可能性が示唆された。

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