演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

腹部内臓動脈の異所性石灰化と消化管機能の関係

演題番号 : O-0475

福本 和生:1、島津 栄一:1、酉家 佐吉子:1、三宅 晋:2、酉家 賢一:2、花崎 和弘:3

1:(医)島津会 幡多病院 外科、2:(医)仁栄会 島津病院 内科、3:高知大学医学部 第一外科

 

【目的】単純X-p、単純CTにて異所性石灰化を伴う血管を見る事ができるが、3DCTを用いて腹部内臓動脈の異所性石灰化を描出し、臨床所見と対比した。 【方法】3DCTには造影剤を用いるため、同意を得られた患者に撮影を行った。単純CTにて大動脈・腹腔動脈・上腸間膜動脈・下腸間膜動脈を石灰化の程度と臨床データ、消化管運動機能を比較した。 【結果】大動脈の石灰化とは関連はなかった。腹部内臓動脈の分岐部の石灰化・末梢の石灰化をスコア化すると、胃排出能には差は見られなかったが、特に下腸間膜動脈の石灰化がある患者では便秘傾向になった。血清Ca・P・intPTHとも関連は見られなかった。abdominal anginaは内臓動脈の石灰化量が少ない患者にみられた。 【結論】消化管運動には血流だけでなく、神経支配、ホルモン調節などが関与する。内臓動脈の石灰化は消化管の虚血を起こす原因になるので、定期的なCT検査で総合的に消化管機能や虚血性病変も知る事ができる。

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